» 2010 » 10月のブログ記事

メソッドの定義方法は以下の通りです。

def メソッド名(引数1, 引数2,…)
  実行する処理
end

簡単なサンプルを書いてみます。

#メソッド定義
def printRuby
   puts "I Love Ruby"
end

#メソッド呼び出し
printRuby

実行結果は「I Love Ruby」が表示されるだけの簡単なものです。
次に引数と返値のあるメソッドを作ります。

#メソッド定義
def dice(n)
 case n 
   when 1
     a = "サイコロの目は"+(rand(6)+1).to_s+"です。"
      return a
    when 2
      a = "サイコロの目は"+(rand(6)+1).to_s+"と"+(rand(6)+1).to_s+"です。"
      return a
    else
     return "引数には1か2を選んでください。"
 end
end

#メソッド呼び出し
n = dice(2)
puts n

dice(n)でnに入力した「値はcase n」で分岐の条件に使用されます。
「return」の後ろにある値が戻り値としてメソッドを呼び出した元に返されます。
「return a」ではaに入っている値が戻値として返されます。
では前回作ったカレンダープログラムをメソッドにしてみます。

#メソッド定義

require "date"

def show_calendar(y,m)

  firstday = Date.new(y,m,1)
  lastday = Date.new(y,m,-1)

  calendar = firstday.strftime("%Y年  %m月")+"\n"
  calendar += "日 月 火 水 木 金 土"+"\n"

  if firstday.wday != 0 then
      for x in 1..firstday.wday do
          calendar += "   "
      end
  end

  for d in 1..lastday.day do
     if firstday.wday == 6 then
       calendar += sprintf("%2s ",d)+"\n"       
     else
       calendar += sprintf("%2s ",d)
     end
     firstday = firstday.next
  end

  return calendar
end


#メソッド呼び出し
for x in 1..12 do
 puts show_calendar(2010,x)
end

メソッドにすることにより簡単に1年分のカレンダーを表示できるようになりました。

Rubyでカレンダーを作るのに、「Date」クラスを使用します。「Date」クラスには日付を扱うのに便利な機能が備わっています。「クラス」というのはデータとそのデータを使った処理が書かれた設計図みたいなものです。
「Date」クラスには日付データとその処理をする命令が色々と書かれています。

require 'date'

day = Date.today#今日の日付
day1 = Date.new(2010,10,15)#指定した日付
day2 = Date.new(2010,10,-1)#月末

puts "今日の日付"
p day.year #=> 年
p day.month #=> 月
p day.day #=> 日
p day.wday #=> 日曜日が0、土曜日が6
puts "指定した日付"
p day1.year
p day1.month
p day1.day
p day1.wday
puts "月末"
p day2.year
p day2.month
p day2.day
p day2.wday

まず「require ‘date’」で「Date」クラスを利用できるようにします。「day = Date.today」では
「Date」クラスから今日の日付が入った「オブジェクト」を作成しています。オブジェクトとは設計図に基づいて
つくられた実体です。クラスを使用するにはオブジェクトを作成してそのオブジェクトを利用します。
「p day.year」では「day」オブジェクトに対して「year」メソッドを使用して西暦データを取得しています。
「year」メソッドというのは「day」オブジェクトが保持しているデータを処理する命令です。
このメソッドは予め「Date」クラスに備わっています。他にもたくさんのメソッドがあります。
「month、day、wday」も予め用意されたメソッドです。
他のメソッド詳細はリファレンス参照してください。

require 'date'

first = Date.new(2010,10)
last  = Date.new(2010,10,-1)

month = first.strftime("%Y年  %m月")+"\n"
week = "日 月 火 水 木 金 土"

puts month
puts week

if first.wday != 0 then
  for x in 1..first.wday do
     print("   ")
  end
end

for d in first.day..last.day do
   if first.wday == 6 then
     print sprintf("%2s ",d)+"\n"         
   else
     print sprintf("%2s ",d)
   end
   first = first.next
end

4行目で月末の数字が入った「last」オブジェクトを作っています。6行目の「strftime」メソッドでは日付の表示形式を指定しています。
12行目の「if」文では月の第1週目が日曜以外から始まっている場合、空白を出力しています。
18行目からの「for」文では月初から月末までの日付を繰り返し文で出力しています。
「if first.wday == 6 then」では土曜日なら日付の後ろに改行マークを追加しています。
「sprintf(“%2s “,d)」では日付の前後に半角のスペースを入れています。「sprintf」はリファレンス参照。24行目では「Date」クラスの「next」メソッドで日付を1日進めています。これでRDEのコンソールウィンドウに指定した月の
カレンダーを表示できました。しかしこのプログラムでは1年分のカレンダー表示などができません。3行目から25行目までを
12か月分書けば可能ですが非効率です。そこで次回はこのプログラムをメソッドにして繰り返し分の中の処理で呼び出すことにより
12か月分のカレンダーを表示できるようにしてみます。

ひかりTVのビデオざんまいプランにあったアニメ「ぼくらの」を見終わりました。「ぼくらの」は鬼頭莫宏氏の漫画を原作にしたTV版アニメです。あらすじはと言いますと夏休みの自然学校に来ていた15人の少年少女の前に突如現われた、ココペリという男性から
「自分の作ったゲームをしないか」と誘われます。ゲームの内容は「巨大ロボットを操縦し、地球を襲う15体の敵を倒して地球を守る」
という簡単なものでした。少年少女達はゲームに参加するために、ココペリに自分の名前を告げ契約します。
ここから彼らが想像していなかった戦いのゲームがはじまります。
ところで、このアニメのオープニング曲「アンインストール」という曲名がアニメの世界全体を包んでいる感じがして
とても印象的でした。歌っているのは元See-Sawの石川智晶さん。「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」
のエンディング曲、「君は僕に似ている」などは耳にした事がある方も多いと思います。
さて話をもどして「アンインストール」というワードについてですが、これはパソコンからソフトを「削除」するときに
よく使う言葉です。アニメが進むにつれこの「アンインストール」という無機質な言葉が容赦なくそして残酷に彼らとその世界に降り注ぎます。敵との対戦が終わる度にゲームに参加した少年少女たち、そして襲ってくる敵の世界が、宇宙という
未知で巨大なシステムから「削除」されていきます。あまりネタバレするとダメなので内容については
この辺で止めておきます。是非、まだ見て無い方はご覧になってみてください。

アニメ版DVDぼくらの 第1巻
漫画版ぼくらの(1)

このアニメを見る前、見た後どちらでもいいのですが、お勧めの本を一つ。
リサ・ランドール教授のリサ・ランドール異次元は存在する
は面白いです。
ユーチューブ等で「リサ・ランドール 異次元への招待」を見てから読むと楽しいです。



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ハッシュは配列に似ています。配列とちがうところは、値の取り出し方です。
配列では0から始まる数字を使って値を取得していました。ハッシュでは予め値に
名前(キー)を付けておき、そのキーで値を取り出します。

ハッシュ名 = {キー1 => 値1, キー2 => 値2}
ハッシュの作成。「キー1、値1」と「キー2、値2」の組み合わせの値が入ったハッシュが出来ます。

ハッシュ名[キー2] = 100
値2の部分に100が設定されます。

変数 = ハッシュ名[キー2]
変数に100が代入されます。

簡単なくじ引きプログラムを作ります。

kuzi = {0 => "一等、ハワイ旅行",5 => "二等、液晶テレビ",7 => "三等、商品券"}

a = rand(8)

print(kuzi[a],"\n")

キー(名前)に0、5、7の数字を使用してます。
「a = rand(8)」で0から7までの数字を作成。ハッシュから値を取得するのに使用。
このプログラム実行すると、時々「nil」と表示されます。
これは指定したキーに値が無かったり、キーその物がハッシュにない時に表示されます。
この「nil」と「if」文を使ってハズレを表示します。

kuzi = {0 => "一等、ハワイ旅行",5 => "二等、液晶テレビ",7 => "三等、商品券"}

a = rand(8)

if kuzi[a] == nil then
  print("はずれです。もう一度引いてください","\n")
else
  print(kuzi[a],"\n")
end

最後にハッシュを使って前回のシーザー暗号プログラムを書き換えます。

#シーザー暗号 ハッシュ

table = {"a"=>0,"b"=>1,"c"=>2,"d"=>3,"e"=>4,
"f"=>5,"g"=>6,"h"=>7,"i"=>8,"j"=>9,"k"=>10,
"l"=>11,"m"=>12,"n"=>13,"o"=>14,"p"=>15,
"q"=>16,"r"=>17,"s"=>18,"t"=>19,"u"=>20,
"v"=>21,"w"=>22,"x"=>23,"y"=>24,"z"=>25,
" "=>26}

key = 3

a = "I love Ruby"

a = a.downcase
i = a.length

encryption = '暗号化した文='

for x in 0..(i-1) do
   
   suzi = table[a[x].chr]
   
   crypt = (suzi + key) % 27#keyの値だけ数字をシフト
  
   encryption += table.index(crypt)
end
puts encryption

21行目ではハッシュに平文の各文字をキーとして指定し、値を取得してます。
25行目ではハッシュに値を指定し、対応するキーを取得してます。
「table.index(crypt)」の「index()」についてはリファレンスを参照してください。
前回のプログラムに比べると「while」文が無くなって処理の流れがスッキリして分かりやすくなったと思います。

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